2020-12-02 全知全能 ゴミ 小説 詩 ある日僕は全知全能になった 次の瞬間 僕は空に飛び上がった 街がミニチュアのように見えた 少し寒かった 僕は世界から隔絶された 汚く醜い関係性から解放された おもむろに僕は両手を広げ 空気をかき集めた やがてそれは熱量を帯び 巨大な隕石となった 赤い炎を上げるそれを街に投げると たちまちすべては破壊され やがて僕だけが残った 少しのさみしさが残った