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夢獏仮説

「自分の脳によって作り出された夢に対して、その中でさほど違和感なく行動を選択しているならば、現実世界においても、世界から提示された事実に対してではなく、多くの割合で自分の脳内で作り上げた近似的な現実に対して行動を選択している可能性があるだろう」という命題があり、夢を食べるという中国の伝説上の動物である獏になぞらえて、これを夢獏仮説という。

認知心理学では、人の知覚には思考節約のためにバイアスがかかっており、そのような情報処理に基づいて行動が生じると考えられている。夢獏仮説は、その思考節約の結果、あたかも人間がそれぞれの夢の中で現実を生きているのではないか、ということを寓話的に表現したものとも言える。